痔瘻で入院〜2日目〜ベッドで夜が明ける
こんにちは
きゃたぬきです。
手術当日、便意から目を覚ます。
どうやら昨晩の下剤が効いてきた様子。
トイレで用を済ませる、うむ、軟便である。
今朝の食事は出ない。
手術後の傷口から1日は排泄しない調整の為だ。
クソで傷口が染みるよりマシである。
朝食がわりに点滴が打たれる。
ポカリスエットは点滴と同じ!
などと効いた記憶を思い返すが、
どう見ても生理用食塩水としか読めない。
理不尽の矛先を千代田区の製薬会社に投げ付け、
コカ・コーラ製の代替品に切り替える決意を固めた。
待合室へ偽ポカリを引き摺り、
手術前の鎮静剤を打った。
しばらくして、執刀医から手術の説明を拝聴するらしい。
その説明後、ケツを天高く突き出す姿勢を取り、
局部麻酔を打ってもらったそうだ。
リラックスを促す為、看護師の方が肩に手を触れていたそうで、
仮に事実とすると嫁のソバットを受けるが、
何より鎮静剤以降爆睡したため
手術終了6時間後にようやく目を覚ましたのだから
事実無根と言えよう。
ただしT字帯をつけていたことから、
齢22歳にして下着の世話を受けた事実は否めない。
ベンジャミンバトンなら死ぬ直前である。
寝たきりの状態で1日、とは想像より難しく、
特にトイレ以外の場所で小水をこなすのが難儀した。
天才バスケットマンと言われた気がする私でも
引きこもりの素質がないと自覚する好機になった。
ちなみに寝返りは打てるが起き上がることは禁止されている。
その為、手術前からペットボトルの水を3本、
それもストローをさして用意させられた。
学生時代、明らかに糖尿病となる量が入った
パック入りジュースを飲む際の長さに等しいストローから多少のノスタルジイを感じた。
夕飯はゼリー飲料のようなものである。
前述のように、排便時の負担をなくすため、明日まで固形物は口にしない。
腹に何も入れない状態がここまで続くと
全ての物が甘露に感じるものである。
人は一生の間に蜘蛛を3匹食べると言われるが、
今なら処女牛のソテーと遜色なく喰らえるものだ。
その結果ケツ穴にクモの巣を張られると
世界仰天ニュースからの取材応対に師走を費やす為、
本日はゼリーだけに済ませておいた。
暇である。
すっごい暇である。
Radikoで好きなラジオドラマを聞き直しても時間が余る。
余談ですが、私の好きなラジオドラマ
NISSAN あ、安部礼司 〜 BEYOND THE AVERAGE 〜
前回は懐かしの岩月 加奈さんが出てきて嬉しかったです。
登場のイントロを聞き直すと、今でも体がブルっと震えますが、
その振動でケツ穴が割れた為、素直に本日は寝ることとします。
それでは、次回!
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